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千葉県我孫子市で67年 木綿ワタでふとんを作っています。

〒270-1152千葉県我孫子市寿2-2-14     TEL.04-7182-0810
メール wata.huton@gmail.com 
メールには必ず返信しています。一日過ぎても返信が無い場合はお電話下さい。

睡眠と寝るに関わる情報

 最近、睡眠と寝ることに関しての情報を目にしたり、聞いたりすることが沢山あります。
一方、睡眠に関しては科学的に解明・証明されていないことが多いと聞いています。
研究者でない者には手に負えないだろうと思って、HPにページを作ることは控えてきました。今もその思いは変わりません。
以下は私の疑問と夢想です。
 TVの情報番組も含めて、眠りのデーターを集める際に使用されている寝具(ふとん)はどんなものが使われているのだろう。
基準になるふとんが無ければデーターの比較などできないだろう・・・。

暖房やクーラーを使って温度と湿度を調整していないか。現実離れの条件でデーターを取っていないか。日本の冬に使ったらどうなるのか。日本の夏に使ったら使えるのか。

綿ワタのふとんに代わって快適に眠れる機械・道具・ふとんはできるのだろうか。
箱のようなものに入って眠ると、次の日には気分良く目覚めることのできる物が発明される・・・。
その中は快適な温度・湿度に保たれ、寝返りが自由にできて、寝た時の姿勢がまっすぐになって、浮遊感が無く、体は保持されている。・・・・。
家電メーカーが作るのか、寝具メーカーが作るのか。
もし出来ればふとん屋は無くなるだろうな・・。と続いてきりがありません。

 しかし今のところそんな道具(寝具)の出来る兆候はありません。
日本は四季があり、寒い冬から湿気のきつい夏までオールマイティーな寝具(道具)を作るのは至難の業と思えます。
 こんなことを考えながら、少し勇気を持って、ふとん屋目線で、この分野にも踏み込んでみたいと思います。
ブルーの文章は私の感想です。


育児の百科 松田道雄   岩波文庫 
p99
赤ちゃんの寝具と枕
日本の赤ちゃんは江戸時代に綿が入ってきて以来、綿のふとんで寝ていたことになる。これからも、赤ちゃんは綿のふとんでねたほうがいい。通気がよいこと、日に干すとふっくらふくれること、赤ちゃんの汗を吸い取ってくれること、化繊やウレタンのまねのできない長所がある。
育児書のバイブル伝統的な綿のふとんの良さを端的に指摘。
素材の良さは経験的におすすめしていた。これからも若いお母さんに自信を持っておすすめしたい。

   日経サイエンス2016年1月 なぜ眠るのか
1.一晩ぐっすり眠ると、気分が上向き、記憶が向上し、学習能力がたかまる。多くの研究によって裏付けられている。
睡眠の目的は一つではない。

2.睡眠がホルモンのバランスから免疫による体の保護に至るまで、体の様々な機能に直接影響を及ぼしている。

3.こうした研究成果にもかかわらず、私たちが毎晩眠る必要がある理由は厳密にはわかっていない。だが睡眠中に何が起こっているかに関しては徐々に解明が進んでいる。

4.睡眠を充分にとらないと疲れるだけでなく、病気になったり、肥満になったり、忘れっぽくなったり、憂うつになる可能性がある。

子どもの将来は「寝室」で決まる  篠田有子 光文社新書



p217 添い寝は日本の無形文化遺産
(親子が同室・同床に寝る川の字文化)
 
添い寝はなぜ支持されるのか
1、癒し癒される幸せな時間
2、子供のやる気につながる家族の絆の形成
3、自立のために必要な「甘え」の体験ができる
4、夫婦関係と親子関係の絶妙なバランス
5、働く父親・母親と子供がスキンシップ出来る時間
6、がまんや思いやりのこころをつくる

p195 畳にふすまの日本家屋を見直そう
寝具.寝室が子育てや夫婦間の関係に影響を与えている。フローリングやベッドに象徴される寝室の変化が日本の伝統的な子育てにも影響している、添い寝に代表される、伝統的な子育てに自信をもってほしい。
子供は一緒に寝ることで安心感が得られ、不安や心配ごとから解放される。
西洋人のように日頃からスキンシップを多用していない日本人には向いている。
添い寝がしやすい綿ワタの布団。布団文化が若い人に受け入れられればうれしい。
 寝るという行為から子育てや夫婦関係に分析が行われ、なるほどと感心することが多かった。
子育て世代にぜひ読んでいただき、寝具を選ぶときの参考にしていただきたい。


     睡眠のはなし   内山真  中公新書
はじめに
睡眠に関する都市伝説の急増
…健康食品や寝具、睡眠器具を売るためにおびただしい情報があふれている。…寝具を変えればすべての睡眠の問題が解消する。ある種の食べ物を食べるとぐっすり眠ることができる…。…これらは全く根拠のないことというわけではないが、現実的には意味のないもので、都合の良いこじつけのようなことが多い。それが証拠に、これらを実行して睡眠の問題が解消して、健康になったという人に出会ったことがない。私たちに役立つ事実と興味本位の逸話をきちんと評価選別することが必要になっている。

      枕革命 ひと晩で体が変わる 山田朱織 講談社+ α新書
P53 私たちは夜間に何十回も寝返りを打ちます、楽な寝返りは熟眠   をもたらします。それは上向きと横向きの寝姿勢に適合する枕   を使うことです。
P67 寝返りなくして熟眠なし。
P114  絶対条件1 体格にジャストフィットする高さ
     5ミリの高さが大切
P123 絶対条件2 適度な硬さ、平らな構造、平らで四角い枕がベス    ト、端から端まで凹凸や彎曲はいっさい不要です。その理     由は寝返りを打ちやすくするためです。
P125 絶対条件3  適宜調整を 適切な高さは変わります
P206 せんべい座布団枕の作り方
   流行の枕のほとんどが不適格な枕となってしまうかも。
   シンプルな四角い枕で自分で高さ調整をして自分の枕を作ることがベスト。
   病気と枕の関係も述べられているので興味が持てました。 
   せんべい座布団の中身を知っているだけに、ここは工夫が必要なところだと思います。
   高さ保持でき、出来れば吸湿性のある素材が好いのでしょうが・・・・。
   ワタ布団に言及が無いのが残念。

        快適睡眠のすすめ 掘忠雄著 岩波新書




P134 日中に充分な光を浴びることは気分や感情を良好に保つ。

P160 昼寝は20分が最適

P212 電気毛布を使うとのどがかわいたり、空調を入れておくとのどが   ガラガラになってしまったりする。・・・・・冬にあんかや湯た   んぽを活用するのが最近また見直されている。

P215 乾いたバスタオルを冷蔵庫に入れておいて、十分冷えた物を枕の   上に乗せて頭をおくと、寝つきが良くなる。

P216 誰もが一晩に十数度の寝返りをうち数十回の身動きをしており、    けっしてじっとしていない。

P240 睡眠環境の注意として週に一度は窓を開け風を通すことが大切。    カビやダニの類は掃除と通風換気で退治できる。

 ベッドに関しては記述されているがワタのふとんに関しては全くないのが残念。寝る道具として、ワタふとんを使っている人は沢山居るのに、言及されていないのは非常に寂しい。枕の役割は大切。流行した計測システムを取り上げ紹介されているが、このような枕が良いという決定的提案はない。実際に計って作った方で何人の方が満足しているのだろう。せっかく計測することが流行したのだから、せめて結局どうだったのかの教訓ぐらいは残して欲しい。
睡眠環境で掃除と通風換気が大切な事は再確認できた。これからもお客様には紹介したい。


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